「三郎」と聞いて弓引きの皆さんは
真っ先に「肥後三郎」を思い浮かべるかと思いますが
今回は弓ではなく矢の「 三郎」です。
昨年中に紹介するつもりでしたが、すっかり失念していました(^^;
矢の「銘 三郎」は以前紹介した
矢師でもある東京の長谷川弓具店さんが製作されている竹矢の銘です。
私の三郎矢は昨年の夏に直接、お店へ伺い
六分五厘の柴勘にあわせて製作して頂きました。
お願いしてから1ヶ月ほどで届いたと記憶しています、仕事が早いです(^^)
価格もほかの矢師さんよりもお手頃なのにも関わらず
箆張り(のばり)がしっかりとしていて重さは軽めなので
弓の力を逃がさずに受け止め、矢飛びが冴えます。
ちなみに矢羽根は黒鷲のホロ羽根で実用仕様の矢となっています。
私が製作して頂いたのは一文字の箆(の)ですが
麦粒や竹林矢も製作されていて
それらの矢は扱いこなせれば、さらに素晴らしい矢飛びが出るそうです。
しかし射に乱れがあると矢は大きくぶれるとのこと(・・;)
私もいずれ一手欲しいです、扱えるかどうかは別として(笑)
今では引き受けて下さる矢師さんが少ない矢の製作も手掛けられ
たしかな技術を持っていらっしゃる矢師さんです(^_^)