しっかりと接着も出来たようなので
慎重に何回も畳押しをしてから弦を掛けます。
この瞬間が1番緊張しますね、無事に弦を掛けることが出来ましたが
想像以上に下成りが弱くて成りを整えるのに四苦八苦しました(^^;
張込み中ですが、裏反りも落ち着いて来たので
そろそろ射込んでみようと思います(^^)
(某古弓①→http://kyudo.ya-gasuri.com/Entry/47/)
先日、オークションで落札した古弓を仕上げています。
【手元に来た時点での状態】
・分:五分七厘 並寸
・手幅:26.3mm
・裏反り:30.5cm
・質量:512.5g
時代から察するにニベ接着でしょうね。
確実なことは言えないので銘はあえて伏せます(^^;
やはり、昔の弓は質量がとても軽いですね。下切詰が開いていましたが、それを承知で落札しました。
弓の状態を確認すると、概ね予想通りの状態。
切詰以外に大きな破損はありませんでした。
ホコリ等の汚れは拭き取ってあげれば綺麗になりました。
まずは切詰の接着。籐束はすべて剥がしました。
稚拙な修理ですが、
エポキシ樹脂系の接着剤を接着面に塗り、クランプで押さえました。
冬で気温が上がらず接着剤が硬化・実用強度に達するまで
わりと時間が掛かるので数日間、置いておきます。
数日後、確認してみるとしっかりと接着出来ているようなので
弦を掛けてみることにしました。
次回へ続きます。
(某古弓②→kyudo.ya-gasuri.com/Entry/49/)