勘十郎弓に張るのにちょうど良い弦を
試行錯誤している最中です。
200~300射で切れてくれる弦が理想なんですが
今まで試したものを書くと・・・
・快翔2号:50射程度で切れた。
・金龍3号:おなじく50射程度で切れた。
・ひのくに翔美弦別作:230射でも切れる兆しなし。
あんまり頻繁に切れると財布的に痛いですし、
丈夫過ぎるのもまた問題。
ひのくにの別作は竹弓向けで
多少切れやすいイメージがあったのですが、
案外、丈夫です(^^;
次はひのくに翔美弦別作の1号を試してみようと考えています。
自分は普段、カーボン弓には天弓弦翠3号や飛翔弦3号を使っています。
飛翔弦は天弓弦ほど高くなくて耐久性もあり、なかなか良いですね(^^)
皆さんはどんな弦をお使いですか?
弓の強さを表す弓力(きゅうりき)という言葉がありますね。
他に自分が聞いたことがある言い方に
同じ意味で弓力(きゅうりょく)、弓圧(きゅうあつ)があります。
地方、流派によって変わるのでしょうか?
全国的によく使われているのは弓力(きゅうりき)ですかね。
自分は柴田さんが弓力(きゅうりょく)と表現されるので
弓力(きゅうりょく)という言い方を使っています(*^-^)
他にも違った言い方などありましたら
是非、教えてください。
強さの表現と言えば「kg」と「分(尺貫法)」がありますが
多くの人は「kg」の方が馴染みやすいのではないでしょうか?
自分も少し前までは「分」の表現はよくわかりませんでした(^^;
素材や弓師さんによって
同じ「分」でも結構、強さが違ったりするので
弓の強さという意味では、わりとアバウトな表現法です。
しかし、弓の「分」は変わらないので
ある意味、正確に表しているとも言えますね。
「弓力はどれくらい?」と聞かれて「六分五厘です。」と答えたときに
きょとん・・(*・o・)とされる可能性(?)をなくすため
自分は普段、「kg」表現を使っています。
皆さんは、どうですか?
突然ですが、籐は何色ですか?
弓具店等で販売されている籐の多くは白色です。
(白色と表現するのも違う気がしますが・・・、うまい表現が思いつきません)
あれが籐本来の色であるかといえば違います。
白色に近い籐は漂白されたものです。
下の写真は漂白された籐と漂白されていない籐の比較です。
漂白された籐↓
漂白されていない籐↓
この漂白されてない方の籐を見て
『中古の籐だ』と仰った先生もいらっしゃるそうです(^^;
自分は漂白されていない籐の方が色合いに暖かみがあって好きです(*^-^)
結局、好みの問題ですね。漂白された籐も年月を経たら色合いがついてきますから。
製品としては白い籐の方が世間一般に好まれるようです。
MBSで毎週日曜、朝6時15分から放送されている『美の京都遺産』
今週は御弓師・柴田勘十郎氏の特集です。
6月26日日曜日、朝6時15分からMBSで放送されます。
番組HP↓
www.mbs.jp/kyoto/