久しぶりの更新になってしまいました(^^;
今日は私が並寸を引く理由を書こうと思います。
並寸を引くか伸寸(二寸伸)を引くかの
境界は一般的に矢束90cm前後ですね。
私の矢束は93cm程度で一般的には伸寸の範囲ですが
あえて並寸の弓を引いています。
きっかけは柴田さんに並寸を勧められたことです。
それまでは伸寸を引いた方が
破損防止の観点から無難だと私も考えていましたが
実際に並寸を引いてみて並寸もアリだと考えを改めました。
私が考える並寸を引く利点として
・弓の性能を限界まで使い切ることが出来る
かつての三十三間堂の堂射弓が五寸詰めたように。
・弓の取り回しが楽
約6cm程度の差ですが結構、違います。
その反面、欠点もあります。
当然、破損のリスクが大きくなります。
性能と耐久性は両立しないので
どこでバランスを取るのかが重要になってきます。
私の場合はリスクを承知で性能を取った結果ですね。
正解は人それぞれにあると思います。
しかしながらちょっとした気遣いで
リスクを最小限に抑えることも出来るはずです。
私が気をつけていることは…
・弦を掛けたときの張り顔をチェックする
・弦を掛けてから少なくとも1時間は引かない
・稽古の途中でも張り顔、引き成りをチェックする
・射数を掛け過ぎないように気をつけ、適度に弓を休ませる
そして何よりも「おかしい」と思ったら引かないことです。
そんな感じでリスクが大きい引き方ですが楽しんでいます(^_^)
(弓の「分」が厚くなってもリスクが大きくなりますね、また書こうと思います)