弓の強さを表す弓力(きゅうりき)という言葉がありますね。
他に自分が聞いたことがある言い方に
同じ意味で弓力(きゅうりょく)、弓圧(きゅうあつ)があります。
地方、流派によって変わるのでしょうか?
全国的によく使われているのは弓力(きゅうりき)ですかね。
自分は柴田さんが弓力(きゅうりょく)と表現されるので
弓力(きゅうりょく)という言い方を使っています(*^-^)
他にも違った言い方などありましたら
是非、教えてください。
強さの表現と言えば「kg」と「分(尺貫法)」がありますが
多くの人は「kg」の方が馴染みやすいのではないでしょうか?
自分も少し前までは「分」の表現はよくわかりませんでした(^^;
素材や弓師さんによって
同じ「分」でも結構、強さが違ったりするので
弓の強さという意味では、わりとアバウトな表現法です。
しかし、弓の「分」は変わらないので
ある意味、正確に表しているとも言えますね。
「弓力はどれくらい?」と聞かれて「六分五厘です。」と答えたときに
きょとん・・(*・o・)とされる可能性(?)をなくすため
自分は普段、「kg」表現を使っています。
皆さんは、どうですか?
些細なことですが弓に使われる材料について
意外だったことを書きます。
①櫨
櫨はウルシ科なんですね。
櫨に負ける人もいるのも納得できます。
②竹
これは驚きました。なんと竹はイネ科なんです。
『それが、どうした?』と言われればそれまでなのですが(^^;
竹なんかは産地やその成りに着目すると面白いと思います。
(この先はKenさんのブログの受け売りです(^^;)
blogs.yahoo.co.jp/kuroken3147/58828267.html
なぜ京弓は胴が入っていない湾曲の小さい穏やかな成りをしているか、
逆に、なぜ薩摩成は胴が強く入り、湾曲の大きい成りをしているか。
寒暖差が大きく繊維のしまった硬い京都の竹で、薩摩成の弓を打ったらどうなるか。
逆に軟らかい九州の竹で胴が入っていない京成の弓ならどうなるか。
それぞれの産地の気候条件で育った竹を使って
性能の良い弓を作ろうとした。土着の流派の影響もあったかもしれませんね。
そして、それぞれの成りに行き着いた。とても興味深いです。
現代の都城弓は胴が強く入らず、抜けずな成りが多いですね。
その成りが大多数で、それだけが正しいと考えている方がいるのは残念です。
胴が入ってなくても、下成りが立っていても、いいじゃないですか(*^-^)